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量と質

「量は質を生まない。
例えば漢字の練習で一画でも間違って覚えたら、一万回練習しても間違えたままである。だから始めはゆっくりでもいいから正確に綺麗に書くようにしなさい。」

医学会に身を置く方から頂いた教えで、今でも心に響く言葉だ。

勘違いしてはならないのは、これは別に量を否定している訳ではなく、目的に対して正しい手段を選びなさいという教えだという事。少なくとも私はそう理解している。
量をこなすことで身につくもの、質を追求して身につくもの、どちらも大切。重要なのは、ことの本質を見抜き、そのための手段にはどれが最適かを判断すること。漠然と行ってもその結果はたかがしれている。



先日、所属団体主催の試験で久しぶりに挫折を味わいました。この程度の失敗で諦める気はさらさらありませんが、次回に向けて、量も質も上げていこうと心に誓った10月です。