· 

鍛えれば

例えばですが、

 

スクワット等で1RMが向上したからと言って、跳躍力がそれに比例して向上するかいえば、それはありません。

確かに脚伸展能力は向上しているでしょう。臀筋群、大腿筋群など跳躍に必要とされる主な筋力の向上は間違い無いでしょう。しかしその向上した筋肉を発火させる(力を発揮させる)タイミングを向上した状態に合わせて調整しなければ、その向上分を最大限活かしているとは言い難いと私は考えます。

ではそのタイミングの調整とはどんな方法で行うか。

それはその選手が行っているスポーツの練習をすることに他なりません。

幅跳び選手なら跳びましょう。

砲丸投げ選手なら投げましょう。

バスケットボール選手ならプレーの練習をしましょう。

ただやるだけではなく、考えながらやることが重要です。今の力をどうすればうまく使い切れるか。

向上した筋力を実際のパフォーマンスにつなげるためには、実際にプレーするしか方法はないのです。

 

鍛えて終わり、筋力が向上したからパフォーマンスも同時に向上する、そんなことは机上の空論だと、私は思います。